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株式投資のテクニカル指標~MACDについて解説【初心者向け】

投稿日:2020年4月10日 更新日:

株式投資のテクニカル指標~MACDについて解説【初心者向け】
株式投資のテクニカル指標~MACDについて解説【初心者向け】

株式投資のテクニカル指標であるMACDについて知りたい方向けです。

MACDは売買のサインがシンプルで分かりやすいため、使いやすいテクニカル指標のひとつです。

株式投資に限らずFXなどの売買判断にも利用することができるので、覚えていて損はありません。

それでは見ていきましょう。




1. 株式投資のテクニカル指標~MACDついて

株式投資のテクニカル指標~MACDについて解説【初心者向け】

MACD:Moving Average Convergence/Divergence Trading Method

「マックディー」と読みます。

MACDは、MACDラインとシグナルラインの2本のラインを用いて売買タイミングや相場のトレンド分析を行うためのテクニカル指標です。

長短2つの移動平均の差を1本のラインで表したMACDラインと、MACDラインの値をさらにある期間で平均したシグナルラインを組み合わせて売買のタイミングを計ります。

MACDは2本の線のみで表されるため、売買のサインが分かりやすいのが特徴です。

一般的には、以下の数値でMACDラインとシグナルラインを設定されることが多いです。

  • 短期EMA=12(MACDライン)
  • 中期EMA=26(MACDライン)
  • シグナル=9(シグナルライン)
  • ただ、一概にどの数値が最適といったことはありませんので、どの値を採用するかは投資家によってさまざまです。

    下で紹介する図では上記の数値を設定しています。

    以下の図は7261:マツダのチャート(日足)です。

    株式投資のテクニカル指標~MACDについて解説【初心者向け】

    上の図にMACDラインを追加したのが以下です

    ①MACDライン
    ②シグナルライン

    株式投資のテクニカル指標~MACDについて解説【初心者向け】

    1.1. 株式投資のテクニカル指標~MACD①買いシグナル

    基本的な買いシグナルは以下の通りです。

    MACDラインが0より下で、シグナルラインを下から上へ突き抜けた時

    図の青○箇所のイメージです。

    株式投資のテクニカル指標~MACDについて解説【初心者向け】

    1.2. 株式投資のテクニカル指標~MACD②売りシグナル

    基本的な売りシグナルは以下の通りです。

    MACDラインが0より上で、シグナルラインを上から下へ突き抜けた時

    図の赤○箇所のイメージです。

    株式投資のテクニカル指標~MACDについて解説【初心者向け】

    1.3. 株式投資のテクニカル指標~MACD③トレンドの判断

    MACDは相場のトレンドを判断する場合にも利用されます。

  • MACDラインが0より上にいる場合は短期的には上昇トレンド
  • MACDラインが0より下にいる場合は短期的には下降トレンド
  • 下の図のイメージです。

    株式投資のテクニカル指標~MACDについて解説【初心者向け】

    2. MACDを利用する上でのポイント

    株式投資のテクニカル指標~MACDについて解説【初心者向け】

    MACDも万能ではなく、当然、機能しやすい状況と機能しづらい状況があります。

    MACDが機能しやすい状況

    上や下に一定方向に動くトレンド発生時

    これは上で紹介している、買いシグナルや売りシグナルを発生させている図のような状態です。

    MACDが機能しづらい状況

    小幅なもみ合いや小さなレンジ相場(ある範囲の値幅の中で行ったり来たりしている状態)

    上記の状態では、2本の線がつかず離れずで曖昧な判定になりやすく機能しづらいです。

    図の黄○箇所のイメージです。

    株式投資のテクニカル指標~MACDについて解説【初心者向け】

    4. まとめ

    株式投資のテクニカル指標~MACDについて解説【初心者向け】

    MACDは2本の線のみで表されるため、売買サインがシンプルで分かりやすいです。

    ただ、MACDだけで売買判断をおこなうことは難しいです。
    それは上で解説している、MACDが機能じづらい状況が頻繁に現われるからです。

    他の指標も参考にして、総合的に売買判断をおこなうことが大切です。

    最後に、MACDをはじめ、テクニカル指標全般が詳しく解説されていて、個人的に特に分かりやすいと感じた書籍を紹介します。

    この書籍では、各テクニカル指標を組み合わせて、いわゆるダマシを回避し、売買精度を上げる点を強く意識して記載されているので、かなり参考になりました。

    テクニカル分析 最強の組み合わせ術

    今回は以上です。







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    沖田(おきた)【投資歴10年副業トレーダー】日本株の裁量トレードで勝ったり負けたりを繰り返す→買ったら下がる、売ったら上がるのコンボに投資不審になる→投資本を読み漁る→システムトレードに出会い鬼検証→現在は裁量2シス8でトレード中 / 将来は専業トレーダーになることが目標です。

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