
投資で安定した運用利回りを目指している方向けです。
この記事は以下の人達向けに書いています。
結論から言うと、上の2つを満たすのが国債です。
それでは見ていきましょう。
目次
1. 【必見】投資で安定した運用利回りを目指すなら、株式投資より米国債がおすすめです
資産運用と聞くと、僕もブログで紹介している「株式投資」があります。
ただ株は価格変動も激しく、企業が倒産するといったリスクもあるため、控えめにいって安定した資産とは言えません。
一方、国債はリスクが非常に低いにも関わらず、物によってはしっかりとしたリターンも期待できる投資商品です。
2. 国債とは
国債とは、簡単に言うと「国にお金を貸した借用証明書」です。
そして、国債を保有すると国にお金を貸したことによる利息を受け取ることができます。
また、国債は国に対してお金を貸す行為なので、その国が破綻しない限りは満期に達すると元本が返ってきます。
2.1. 国債の運用方法は満期まで持っているだけ
国債には保有期間に応じた種類があります(3年もの、5年もの、10年もの、など)。
購入後は
非常にシンプルですね。
定期預金のイメージでOKです。
3. 国債なら米国債がおすすめ
日本と同じように、海外でも国債は発行されています。
そして数ある国債の中で、僕は米国債(アメリカの国債)をおすすめします。
理由は2つです。
3.1. アメリカが破綻する可能性が低い
上記で国が破綻した場合は元本が保証されないことを説明しました。
実際、1998年にロシアで、2001年にアルゼンチンでデフォルト(破綻)が起こりました。
では世界経済の中心ともいってよい、アメリカはどうでしょうか。
これまで多少の不景気が起こっても、アメリカは常にアメリカ主導、アメリカファーストで経済を引っ張ってきました。
僕はこれからも、アメリカ主導で経済が回っていくと予想します。
もちろん、まったくアメリカ国債がリスクオフとは言いませんが、少なくともアメリカの破綻は、株を購入した会社が破綻(倒産)する可能性よりずっと低いことは、簡単に想像できると思います。
参考までに、「格付け機関」によるランク付けを下表にまとめました。
格付け機関は、元本や金利が予定通り支払われない確率を分析し、ランク付けを行っている機関です。
表の上にいくにつれて、信用が高くなります。
<S&P格付け>
順位 | ランク | 国 |
1 | AAA | オーストラリア、ドイツ 等 |
2 | AA+ | アメリカ、オーストリア 等 |
3 | AA | フランス、イギリス 等 |
4 | A+ | 日本、スロバキア 等 |
格付け機関からみても、米国債は安全な国債として位置づけられています。
3.2. それなりのリターンが得られる
米国債は実際どれだけのリターンが得られるか、見てみましょう。
10年後に償還(10年後に元本が返ってくる)される「米国債10年もの」の利回りの推移をご覧ください。
アメリカの長期金利引き上げに伴って利回りはおおむね2~3%で推移していましたが、コロナショックもあって現在は0.5%程度です。
とはいえ、現時点(2020年4月22日)でも銀行の定期預金(参考:三菱UFJスーパー定期預金 0.001%)よりは、圧倒的に高利回りだということが分かると思います。
参考までに、こちらは日本国債です。
個人的に国債購入の選択肢に、日本国債はありません。
4. 外国国債は為替変動リスクを考慮する必要がある
米国債に関わらず、日本以外の国債を保有する場合は為替変動リスクを考慮する必要があります。
例えば米国債はドルで購入するため、円とドルの両替が発生します。
そのため、円安時に購入し、円高時に満期を迎えて円に戻した場合、想定より利益が出なかったり、最悪元本割れが発生します。
例えば、1ドル100円で1万ドル分(100万円)の米国債を購入したとします。
ドル円のレートが購入時より円高で1ドル60円(あまり考えられませんが)になった場合、円に戻すと元本割れが発生します。
一方、購入時より円安(例えば110円)になった場合、当初想定より多くの儲けが出ます。
気にしすぎる必要はないと思いますが、為替変動については覚えておきましょう。
5. 米国債の購入方法
米国債はネット証券や店頭の証券会社で購入できます。
なお、新しく発行された債券を「新発債」既に発行されている債券を「既発債」と言います
米国債の場合は、基本的に証券会社から既発債を購入することになります。
米国債が購入できる代表的な証券会社は以下のとおりです。
会社 | 形態 | 米国債商品数 | 為替手数料 |
SBI | ネット | 14商品 | 25銭 |
楽天証券 | ネット | 4商品 | 25銭 |
SMBC日興証券 | 店頭 | 28商品 | 50銭 |
大和証券 | 店頭 | 12商品 | 50銭 |
結論から言うと、為替手数料が安く、取り扱い商品も多いSBI証券で間違いないです。
また、SBI証券は小額(100米ドル)から購入できる点も魅力です。
※SMBC、大和証券は1000米ドルから
6. まとめ
これだけは、自信を持って言えますが銀行の定期預金をするくらいなら今すぐ国債を検討すべきです。
国債を含めた債券投資のメリットのひとつに、買った時点で将来受け取る金額が確定している点があります。
納得できる金利になったタイミングで、資金を一斉投入してもいいですし、金利をあまり気にせず定期的に買い増していく方法も非常に効果が高いです。
いずれにせよどのタイミングで購入しても非常に安定した利回りを提供するのが米国債です。
人生設計に合った投資を行いましょう。
今回は以上です。
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