
株式投資で日本株を取り扱う場合、スイングトレードが適していると思われる理由を解説します。
この記事は以下の人達向けに書いています。
簡潔に記載していますが、核心を突いていると思います。
5分くらいで読み終わります。
1. 【株式投資】日本株はスイングトレードが適している最大の理由
こちらが理由です。
そもそも日本株は長期投資向きではない
以下で掘り下げます。
1.1. そもそも日本株は長期投資向きではない
以下の図を見てください。
こちらは日経平均株価(1991年~2020年)の月足チャートです。
2020年時点で1991年につけた25000円~26000円すら超えられていません。
株価の上げ下げを数十年繰り返したあまり、結局株価が上昇しなかったのが日本株(日経平均)です。
つまり、過去の傾向から日本株はトレンド(※)が継続しづらいと判断できます。
トレンドとは、株価が大まかな傾向として上昇(もしくは下降)している状態です。
これは、株を長期保有したあまり資産が増えていない、あるいは減ってしまうといった状況が発生しやすいということです。
参考までに、こちらはダウ平均株価(1980年~2020年)の月足チャートです。
米国株(ダウ)にいたっては、新型コロナの影響で2020年3月、4月は下げているとはいえ、基本的には綺麗な右肩上がり(上昇トレンド)です。
こういった理由から、日本株は長期投資に向いていないと考えます。
>>詳細はこちらの記事でまとめています。
【株式投資】日本株の長期投資はおすすめできない理由
2. 日本株で最適な投資スタンスとは
長期投資をはぶいた場合、投資スタンスはデイトレードもしくはスイングトレード(中期投資)という選択になるかと思います。
ただ、平日の日中帯(9:00~15:00)に仕事や家事・育児で時間が取れない人は、当然、取引時間中に板に張り付いてのデイトレードは不可能です。
スイングトレードは、デイトレードのような当日中に株の売買を完結できないデメリットがある一方、取引終了後から翌日取引開始(15:00~9:00)まで当日の終値などのあらゆる情報から、売買する株をしっかりと研究・検討できるという大きなメリットがあります。
また、一般的にスイングトレードの株の保持期間は、数日から数週間であり、トレンドが継続しづらい日本株とうまくマッチしやすいです。
デイトレード、スイングトレード、どちらも有効な投資スタンスですが、以上の理由から、多くの人にとってスイングトレードがベストな選択になる可能性があります。
3. まとめ
僕自身も平日の日中帯はサラリーマンとして仕事をしながら、兼業トレーダーとして、数年以上スイングトレードメインで株取引をおこなっています。
同じような境遇の人に、参考になると思います。
今回は以上です。