
こんにちは、沖田(おきた)です。
今回は、株式投資(トレード)について解説します。
株式投資に親しんでもらえるよう、なるべく分かりやすく表現することを心がけました。
この記事を通じて、少しでも株式投資に興味を持ってもらえたらうれしいです。
この記事は以下の人達向けに書いています。
目次
0. はじめに
はじめまして、沖田(おきた)と申します。
わたしは、学生時代に株式投資(トレード)と出会って、現在もサラリーマンをやりながら株式投資を続けています。
投資暦は10年以上ありますが、残念ながら、毎年利益を上げ続けてきたわけではありません。
年単位では、資金全体の半分以上損を出した年もありました。。
ただ、わたしにとって株式投資は人生を豊かにしてくれる存在です。
なので、これからも株式投資をやめるつもりはありません。
もちろん投資である以上、損をするリスクはありますが、そのリスクを踏まえも、株式投資は本当に楽しいです。
1. 株式投資の基本
株式投資とは簡単に言うと、企業の株を買うことです。
そして株を買うということは、その会社のオーナー(以降、株主と記載します)になるということです。
株は小額からでも会社の株主になることができる仕組みです。
例えば、みなさんも知っている、みずほ銀行を経営している、みずほフィナンシャルグループでも、パチスロ大手のセガサミーホーディングスでも、日本航空(JAL)でも、数万~数十万程度のお金を出すことで、誰でも株主になれます。
1.1. 株主が得られる権利
株を買ってその会社の株主になると、以下の権利を得られます。
経営参加とは、株主総会(株主があつまって重要なことを決定したりする会議)で、
経営方針などに意見を言ったり、決議(取り決めること)を行う権利です。
最近の株主総会では、食事がでたり、お土産付きだったりと様々な特典が用意されているケースもあります。
配当金とは、会社が稼いだ利益の一部を株主が受け取れる分け前のことです。
会社にもよりますが、配当金は年に1回~2回受け取れるケースが多いです。
2.株式投資で利益を得るとは
株式投資で利益を得るケースは、以下の3つのパターンです。
2.1.配当金
会社が稼いだ利益の一部を株主が受け取れる分け前のことです。
例えば、みずほフィナンシャルグループの配当利回りが2018年度の実績で4.55%です。
株価が100円の時に100株買っていた場合に得られる配当金を考えてみます。
100株を持っていれば、年間455円の配当金を得られるということになります。
これが1000株であれば年間4550円、10000株であれば年間45500円、という具合です。
注意点としては、配当金は会社の業績によって毎年見直され、配当利回りが来年以降も続くかどうかはわかりません。
業績がよければ配当金が増えたり、逆に悪化すれば減ることもあります。
また、配当そのものを設けていない会社もあります。
株は保有し続けるだけで、定期的に企業から配当を受けられるため、不労所得のような役割をはたす場合もあります。
2.2.株主優待
株主優待とは、株を保有してくれている株主に、会社がお礼の意味を込めて自社製品や自社のサービスを提供してくれるものです。
株主優待目当てで、株式投資をする人も大勢います。
株主優待の中には、飛行機の割引チケットやQUOカードなど、チケットショップに
転売できるものも多数存在します。
2.3.売買益
配当金や株主優待より、短期間で利益が出る可能性を秘めているのが株の売買益です。
株の売買益というのは、売買における差額を得るということです。
つまり、株を「安く買って、買った時よりも高く売る」ことができれば利益がでるわけです。
例)株価が100円の時に100株買って、株価が110円の時に100株売る場合
なお、配当金や株主優待は決まったタイミング(年1回~2回)で支給されるのに対して、
株の売買は任意のタイミング(基本的には平日9:00~15:00)で行うことが可能です。
3.投資方法
はじめに、投資方法に正解はありません。どの投資方法でも成功している人はいます。
一般的には、株を保有する「期間」によって投資方法が決まりますが、自分の性格や戦略に合わせて、どういった投資方法を行っていくのかを決めましょう。
以下では、おもな3つの投資方法について解説します。
なお、期間については明確な取り決めはありません。
だいたいこういうものだというとらえ方でOKです。
3.1.長期投資
買った株を数年あるいは数十年以上かけて保有し、企業の成長とともに株価が大きく
上昇すること期待する投資方法です。
投資の神様、ウォーレン・バフェット氏やピーター・リンチ氏も長期投資で莫大な資産を築いています。
長期投資は、以下に説明する短期投資、中期投資とは比較にならないくらい大幅な株価上昇による値上がりの利益を期待できます。
また、株を長期間保有するため、配当や株主優待を定期定期に得られる点も注目です。
一方、見込みに反して企業の業績が伸びなかったり、最悪の場合は倒産してしまったり、
また、株式相場が大暴落するような世界の突発事件に直面するリスクもあります。
また、十分な利益を上げるには、何年も、時には何十年もの時間がかかってしまう点も人によってはデメリットになるかもしれません。
株を長期間保有するということは、こうした不測のリスクを負う覚悟や忍耐力が必要になります。
長期投資のメリット
長期投資のデメリット
短期投資
買った株を数日あるいは数週間保有する投資方法です。
短期投資は、デイトレード(当日中に売買を完了させる)やスイングトレード(数日~数週間で売買を完了させる)と呼ばれることもあります。
短期投資では、BNF氏(ジェイコム男)、CIS氏(一人の力で日経平均を動かせる男)などが有名です。
※しかし、この両名も短期投資で資産を大きく築いた後は、長期投資にシフトしています。
短期投資は、企業の成長性や業績を考慮する長期投資と違い、どちらかというと短期間の価格変動を利用して、安くなったところで買い、高くなったところで売ることを短期間に繰り返していくことで利益を得ることを目的とします。
また、短期投資では、配当や株主優待を得ることを考慮しないことが多いです。
株を保有する期間が比較的短いため、世界経済や企業の業績などの影響を受けにくい点もポイントです。
1日の値動きの上限と下限は株価の価格帯によって決まっているため、1回の売買で得られる利益は長期投資や中期投資と比べて少なくなりますが、下落リスクも限定的といえます。
短期投資でお金持ちになるためには、より多くの売買を行い利益をコツコツと積み上げていく必要があります。
短期投資のメリット
短期投資のデメリット
3.2. 中期投資
中期投資は、長期投資と短期投資の中間のような投資スタンスです。
買った株を数ヶ月から1年程度かけて保有します。
特に3ヶ月や6ヶ月のスパンでの企業の決算内容を考慮して、株の売買判断を行う投資家が多いです。
また、株を保有する期間によっては、配当や株主優待を得られることもあります。
中期投資は長期投資と同様に、基本的にはしっかりと腰をすえて数ヶ月間という期間の間に株価の上昇を待つスタンスとなりますが、定期的におとずれる、企業の変化あるいは世界経済の変化などにも柔軟に対応していく投資方法となります。
中期投資のメリット
中期投資のデメリット
4.まとめ
くり返しになりますが、投資方法に正解はありません。
自分にあった投資方法を選択することが大切です。
5.おすすめの書籍
株式投資の基礎知識を学びたい人は、以下の書籍がおすすめです。
めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版
・Amazon
めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ZAiが作った「株」入門 改訂第2版
・楽天
めちゃくちゃ売れてる株の雑誌ダイヤモンドザイが作った「株」入門改訂第2版 …だけど本格派 [ Diamond ZAi編集部 ]
“入門”と言いつつも、用語解説、証券口座の開設方法、株の売買方法、またテクニカル分析に欠かせないローソク足やチャートの見方まで一通り学習可能です。
株式投資の基礎はこの一冊でまず間違いないです。
今回は以上です。
>>証券会社の口座開設がまだであれば、こちらも是非ご覧ください。
【必読】現役トレーダーの僕が株式投資の初心者に本気でおすすめしたい証券会社について